夜の海漂う満月波の音
　修行僧さんの句。
　雲に見え隠れしていた月が、今度は海に映って
まん丸い輪郭をカモフラージュしているのですね。
　名詞の羅列になってしまったのは、十七文字という
文字数を贅沢に使いすぎてしまったからかも。
　「満月」から夜であることがわかり（べつに
昼の月という季語はある）、「波」から
海にいることはわかります。（安寿）
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