いつか死ぬ私

～死ぬのが怖くてたまらないあなたへ～

私はどこから来たのか。
そしてこれからどこへ行くというのだろう
　あと百年もすれば、
この私はきっと死んで
しまっているはず。それ
でも地球が回り続けて
いるとしても。
　死んだら、もう二度と
生き返ることはない。
永遠に。
　私が死ぬとき、いったい
どんな死に方をするの
だろう。最後のその瞬
間、私はいったい何を
思うだろう。
　こうしている間も、
その時は刻々と近づい
ている。決して遠のく
ことはない。生まれたその瞬間から、私はだんだん死に近づいている。
　もう、戻ってくることはない。そうして、そのうち私はすべての人から忘れ
去られる。

　ひとたびこのようなことを思い詰めてしまうと、心臓が大きく振動しながら
どんどん膨張してくるような気さえしてくる。胸元を掻きむしったり床にうず
くまってみても、その「確実にやってくる時」への煩悩は、小一時間ばかり
私を苦しめてからでないと、おとなしくねぐらに帰ってくれることはない。

　こんな発作を、経験したことはありませんか。
　ここは、私がそういう苦しい思いをしたときに、いちはやく気持ちを落ち
着かせるために考えたり自分に言い聞かせていることを、書き留めて
おくコーナーです。
　更新がなされたときは、おそらく私の発作が起きたときか、みなさんからの
投稿があったときでしょう。
　いつか迎える死が怖くなったとき、その興奮をしずめるために、みなさんは
どういうことを考えておられますか？　ぜひ、お聞かせください。

　BGM 「DNAは永遠に」 (作曲＝安寿) 　　◆執筆者近影◆

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